渡辺 周生さん

山口大学

学んだこと、得たこと:大学の課題や資格試験とは違い、課題の進め方に自由度が大きく、班によってアプローチがかなり違うのが面白く、学びになった。特に発表では、面白く見てもらうための趣向を凝らした班も多く、学ぶことが多かった。課題は全てグループワークだったので、そこでも学ぶことが多かった。NASA 留学での課題は、班の色が出やすい分、方針が様々で、課題の進め方や優先順位で意見が対立することもあった。そうした中で、折衷案を見つけたり、ほかの班の人にアドバイスをもらいながら学生だけで解決策を見つけていく経験はとても貴重だった。大学での課題は進め方が決まっているものが殆どで、グループワークであっても意見が対立することはほぼ無いが、NASA 留学では違った。そして、進め方や完成度、問題が起きた時の解決策まで、班のメンバーや他の班の参加者と協力しながら決めていくことで、とても力が着いた。NASA のファシリテーターの方にも何度も助けていただいたが、その際も自分から相談に行き、問題点を説明するなど、主体的に動くことが大切だった。現地の方とのコミュニケーションは英語であり、また留学メンバーも全員が初対面の方だったので、基本的には自分から発言し、距離を縮めていくことが求められた。こうした、ある種「積極的にならざるを得ない環境」に入ることで、それまでの自分にはなかった能力が着いたと感じる。こうした成長はどこでもできるものではなく、私の場合は NASA であることがとても大きかったと思う。なぜなら、大学生という期間に成長をするためには「好き」という原動力が必須だと思うからだ。私の場合はそれが「宇宙」だったので、NASA で学べることが大きなモチベーションになり、それまでになく積極的になることができた。また、NASA で働く様々な人と話せたことも、大きな学びになった。職員の方々は、一人の例外もなく話し上手で、聞いてる人を飽きさせない工夫をしていた。専門的な内容や、機械の使い方やコンペティションのルール説明など、一般的には退屈と思えるような内容でも楽しく伝えるのが上手で、私は内容よりもむしろ話し方の技術のほうに興味が出た。休憩時間などに話を聞きに行くと、だれでも快く迎え入れてくれて、プレゼンのコツから人生のことまで、いろんな話を聞かせていただいた。こうした方々と触れ合えたことは、私にとって替えのきかない経験になった。

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